3月のアイスランド|気候、おすすめのツアーやアクティビティ等

- 3月のアイスランドの楽しみ方
- 3月のアイスランドで氷の洞窟
- 3月のアイスランドのオーロラ鑑賞
- 3月のアイスランドでホエールウォッチング
- 3月のアイスランドでシュノーケリングとダイビング
- 3月のアイスランドで氷河ツアー
- 3月のアイスランドの洞窟ツアー
- 3月のアイスランドで乗馬
- 3月のアイスランドのイベント
- Food and Fun
- グルメ・フェスティバル:フード・アンド・ファン
- Battle of the Bands
- バンド対決:バトル・オフ・ザ・バンズ
- Reykjavík Folk Festival
- 音楽フェス:レイキャビーク・フォークフェスティバル
- Reykjavík Fashion Festival
- デザインフェス:レイキャビーク・ファッション・フェスティバル
- Moustache March
- 男性の健康に関心を高める:マステーチ・マーチ
- 3月のアイスランドの外せない見どころ
- アイスランドのリングロード
- ゴールデンサークル
- スナイフェルスネス半島
- ウェストフィヨルド
- 3月のアイスランドについて知っておきたいこと
- 3月のアイスランドの天候
- 3月のアイスランドでドライブ
- 3月のアイスランド旅行のモデルコース
- 結論:3月のアイスランドについて
3月のアイスランドの見どころって何でしょう?天気と服装は?オーロラが見られる?おすすめのアクティビティやツアーは?3月のアイスランドについて知っておきたい情報をここで紹介したいと思います。
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アイスランドのオーロラについて
3月になるとアイスランドの冬の終わりはすぐそこで、天気も穏やかになり始めます。月末には夜より昼の方が長くなり、全土を覆っていた雪もようやく溶け始めます。でもまだ、氷の洞窟探検やオーロラ見物など冬のツアーも楽しめます。
クリスマスと夏季の中間にあたるこの季節ではアイスランドをゆったりと楽しむことができます。ツアーへの参加や気の向くままにどこかに泊まる、といったことも思いのままです。
この時期はこの国を訪れるのに最高の季節とも言えます。冬の人気見どころツアーもゆったりと長くなった日の下で楽しめ、そしてオーロラを見る機会にも恵まれています。
3月のアイスランドの楽しみ方
写真:1泊2日ヨークルスアゥルロゥン氷河湖へ|氷河ハイキング、DC-3の飛行機の残骸見学付き
北半球の多くの地域では3月が春の始まりを告げますが、アイスランドには夏と冬の2つの季節しかありません。3月はまだ冬の一部で、氷の洞窟探検やオーロラ見物といったツアーの真っ只中です。
それでも、日が長くなって気温も段々と上がってくるこの時期、他にもできることが増えます。3月のアイスランド旅行に外せないおすすめのアクティビティやオプショナルツアーをここで紹介します。
3月のアイスランドで氷の洞窟
ヴァトナヨークトル(Vatnajökull)氷河の下の青く輝く氷の洞窟はアイスランドきっての名所で、その写真や動画は世界中の人たちをとりこにしています。一年のうち数ヶ月しか開放されていませんが、3月末までは氷の洞窟ツアーに参加するチャンスがまだあります。
これらの洞窟はアイスランドの東南部のはずれにあり、レイキャヴィークからは車で8時間ほどかかるので、途中にある観光名所に寄り道しながら快適なペースで楽しむには2日間がベスト。3日間のツアーにはヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)氷河湖やスカフタフェットル自然保護区といったゴールデンサークルの人気観光スポットツアーも付きます。
すでに東南部にいるなら、ヨークルスアゥルロゥンからのツアーもあります。
氷の洞窟探検には丈夫なハイキングブーツと暖かい防水服を用意し、ぜひ経験豊富なガイドを伴って下さい。また崩れやすい箇所があったり、たどり着くには険しい場所があったりするので、絶対に単独での探検はしないでください。
こちらの1泊2日のツアーは3月末まで催行され、南海岸の名瀑とヨークルスアゥルロゥン氷河湖を見学した後氷の洞窟の探検をします。
3月のアイスランドのオーロラ鑑賞
「生きている間にやっておきたいこと」の一位によく挙がるのが「オーロラを見ること」です。3月のアイスランドはまだ日照時間が短く、空が暗くて澄んでいてその夢が叶うチャンスがあります!
オーロラ観賞の一番のおすすめはオーロラツアーに参加することです。レイキャヴィークからは4月中旬までたくさんのツアーが出ています。格安ツアーなら40人乗りの大型バス、20人乗りの小型バスで行くツアーもあります。よりプライベートに大自然の奥深さを体験したいなら最大10人乗りのスーパージープツアーもあります。
レイキャヴィークのオールドハーバーから出航するファクサフロゥイ湾(Faxafloi bay)のクルーズもなかなか良いですよ!また、「北の首都」と呼ばれるアークレイリ(Akureyri)から出発するオーロラクルーズもあります。
町の光が邪魔するので、レイキャヴィークでのオーロラ観測はおすすめできません。町からあまり離れたくなければ、ヴィーズエイ島(Viðey Island)へのクルーズで見ることができます。
もちろん自分でレンタカーをして、オーロラ予報と天気予報(雲量情報)を頼って探すこともできます。その場合は言うまでもなく、下記の暗い時間にしましょう。
まだ国土のほとんどが雪と氷に覆われているので、3月のアイスランドでの運転には多少のリスクが伴います。これに関してのご注意は「3月のアイスランドについて知っておきたいこと」をお読みください。
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各種のオーロラツアーを検索
3月のアイスランドでホエールウォッチング
アイスランドでは1年を通してホエールウォッチングが楽しめます。真冬であってもカマイルカやネズミイルカの群れに遭遇するチャンスは高いです。その上、3月は大型のクジラが繁殖地から戻り始める時期でもあるのです。
ザトウクジラとミンククジラは3月に戻り始め、ナガスクジラやシロナガスクジラといったヒゲクジラが見られることも珍しくはありません。3月のレイキャヴィークではシャチが目撃されたこともあり、アカボウ、ゴンドウ、マッコウといったクジラにも運が良ければ出会えるかもしれません。
写真:アークレイリ発|クラシック・ホエールウォッチングツアー
3月にホエールウォッチングができる場所は3ヶ所です。ほとんどのツアーは首都からシンプルなホエールウォッチング・ボートで出ます。天候が荒いので小型船やRIBボートは向きません。オーロラクルーズと組み合わせることもできます。
他に、スナイフェルスネス(Snæfellsnes)半島の北海岸にあるグルンダフィヨルズル(Grundarfjörður)湾からもホエールウォッチングツアーが催行されます。スナイフェルスネス半島で行われるホエールウォッチングツアーはニシン漁で有名なブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)フィヨルドに入って行き、シャチを見るならここが一番です。
また、アークレイリの町から参加できるホエールウォッチングツアーもあります。
3月のアイスランドでシュノーケリングとダイビング
写真:シルフラの泉でダイビング
3月のアイスランドでのシュノーケリングとダイビングは全てシルフラ(Silfra)で行われます。シンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園内に開いたこの峡谷は淡水の泉でもあり、100m以上という世界屈指の透明度を誇ります。
2°Cという水温にも関わらず、その圧倒的な景色とスリルで人気は高まるばかりです。
妊娠していると残念ながらアイスランドでシュノーケリングとダイビングはできません。また60歳以上の方、45歳以上の愛飲家か愛煙家、または呼吸器、循環器、神経系の病歴のある方もご遠慮ください。
写真:レイキャビク発|ゴールデンサークルとシュノーケリング体験
その上で以下の条件を満たしてください。
シュノーケリングは通常は体温保護のためにドライスーツを着て行いますが、寒さに強い方はウェットスーツでも構いません。スキューバダイビングのツアーは必ずドライスーツを着て行われます。全てのツアーは装備と温度に慣れた、経験豊富なダイブマスターが先導してくれます。
3月のアイスランドで氷河ツアー
写真:南海岸+ソゥルヘイマヨークトル氷河ハイキング|小型バス
国土の10%が氷河で覆われているアイスランド。近年の温暖化によって氷河は後退を続けていて、いくつかは数十年のうちになくなってしまうか、わずかしか残らないとみられているのです。今は氷河の上の様々なアクティビティを楽しめるチャンスです!
レイキャヴィークから出発するほとんどの氷河ハイキングツアーは南海岸にあるソゥルヘイマヨークトル(Sólheimajökull)氷河を登って行きます。ソゥルヘイマヨークトル氷河はミールダルスヨークトル(Mýrdalsjökull)の溢流氷河であり、首都から車で約3時間の場所にあります。途中にはセリャラントスフォス(Seljalandsfoss)滝とスコゥガフォス(Skógafoss)滝、それに2010年に噴火したエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajökull)火山もあります。
写真:ソゥルヘイマヨークトル氷河ハイキングとアイスクライミング(送迎は有料)
氷河ハイキングだけのツアーもありますが、南海岸の名瀑やソゥルヘイマサンドゥル(Sólheimasandur)にあるDC-3飛行機の残骸も見学する氷河ハイキングツアーもあります。
3月のアイスランドでハイキングできるもう一つの人気氷河にスヴィーナフェルスヨークトル(Svinafellsjökull)氷河があります。スヴィーナフェルスヨークトルで催行する氷河ハイキングツアーは南西に位置する、アイスランドの大自然を存分に満喫できるハイカー垂涎のスカフタフェットル(Skaftafell)自然保護区から出ています。
写真:レイキャビク発|ラングヨークトル氷河でのスノーモービルツアー
スノーモビルツアーはほとんどがラングヨークトル氷河(Langjökull)の上です。ヴァトナヨークトル氷河で催行するスノーモービルツアーもありますが、こちらのツアーはレイキャヴィークからのピックアップがないためレンタカーを使い現地で集合する必要があります。ラングヨークトルの方はレイキャヴィークかグトルフォス(Gullfoss)からツアーが出ていて、ゴールデンサークルまたはアイストンネルの探索を組み合わせることも可能です。
これらアイストンネルは氷の洞窟とは違って頑丈な部分を手で掘ったもので、通年歩くことができます。観光客に開放されているのは世界中でもここだけで、氷河の中身を見ることができるまたとない機会です。
スノーモビルなしのツアーも用意されています。
- 各社のスノーモービルツアーを検索・比較
3月のアイスランドの洞窟ツアー
3月の溶岩トンネルは美しい氷で飾られていることが多く、特別な表情を見せます。天井からはツララが下がり、地面の模様はまるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのようです。3月にはたくさんの洞窟に入れます。
もっと簡単で楽なものなら舗装されているヴィズゲルミル(Viðgelmir)かロイヴァルホゥルスヘットリル(Raufarhólshellir)があります。冒険好きな方は滑ったり這ったりよじ登ったりすることも必要なレイザレンディ(Leiðarendi)洞窟に挑戦するのも良いでしょう。
3月のアイスランドで乗馬
乗馬は季節に関わりなく、アイスランド人と観光客両方にとって人気です。アイスランドホースでの乗馬はこの国の歴史と文化に直に触れることができる貴重な体験です。
アイスランドホースは特別な生き物です。ノルウェーで最高の馬を先祖にもつこの品種はとても社交的で興味津々、遊び好きで知的です。海外ではその馬術、他のどの馬よりも多い5つの歩き方、そしてかわいらしさで人気です。
写真:3 Hours Horse Riding | Lunch and Geothermal Pool
レイキャヴィークからの乗馬ツアーでは溶岩台地、温泉入浴付きで地熱地帯をトレッキングことができ、さらにはゴールデンサークルやホエールウォッチングなどの観光と組み合わせることもできます。
とにかく丈夫で天候にも強いアイスランドホースですが、東と北には雪が残っているため首都から外れるとそれほど多くの乗馬ツアーはありません。
3月のアイスランドのイベント
3月のアイスランドはたくさんのイベントで盛り上がります。誰もが楽しめるものが4つ、レイキャヴィークで催されます。また、年によってはイースターが3月にまたがることもありますが、2019年は4月21日です。
この時期にアイスランド人が楽しみにしているBolludagur(シュークリームの日), Sprengidagur(破裂の日)とÖskudagur(灰の日)もあります。アイスランドの伝統的なシュークリーム、日本のシュークリームよりもサイズが大きく、カスタードクリームの代わりに中には生クリームが入っています。最近では様々なトッピングがあったり、面白いデザインで作られたりものも出回っています。ベーカリーを始め、スーパーでも販売されていますのでこの時期にアイスランドを訪れる方はどうぞ味見してみてください。
Food and Fun
グルメ・フェスティバル:フード・アンド・ファン
「食の祭典」とも呼ばれるフード・アンド・ファンのグルメ・フェスティバルは3月の第1週にあります。世界中のシェフがアイスランド料理のレストランとコラボして、地元食材を使った新メニューを創り上げます。
全ての料理は専門家が評価するので、フェスに参加すれば最高のシェフによる絶品料理が味わえること間違いなしです。
Battle of the Bands
バンド対決:バトル・オフ・ザ・バンズ
アイスランドのバンド対決、またの名をIcelandic Music Experiment(IME)は、50にもおよぶ有望若手バンドのコンテストで、アイスランド在住の13~25歳が参加します。勝者が発表される前にはいくつかのラウンドが公開されるので、生で才能に触れてみましょう。
IMEにはたくさんのサクセス・ストーリーがあります。2010年優勝のオブ・モンスターズ・アンド・メン(Of Monsters and Men)はその後世界中でブレイクしました。
Reykjavík Folk Festival
音楽フェス:レイキャビーク・フォークフェスティバル
3日にわたりケックスホステル(Kex Hostel)で開かれるレイキャビーク・フォークフェスティバルは、その名の通りアイスランド最高のフォーク音楽を紹介します。アイスランドではどんな音楽ジャンルも人気がありますが、古ノルド語を呼び起こすリズムあふれるフォークは特別な存在です。アウスゲイル(Ásgeir)といった現代アーティストも取り入れています。
Reykjavík Fashion Festival
デザインフェス:レイキャビーク・ファッション・フェスティバル
レイキャビーク・ファッション・フェスティバル(またはRFF)は年1回、アイスランドのデザインを紹介するものです。この国の自然にインスパイアされた有望デザイナーたちが、7日にわたってハルパ・コンサートホールで作品を披露します。珍しい模様や素材を組み合わせた現代的なアイスランドのデザインは近年、世界中で注目が高まっています。
Moustache March
男性の健康に関心を高める:マステーチ・マーチ
多くの国では11月に口ヒゲを伸ばして男性の健康意識を高めるようになりました。アイスランドでは3月に行われ、男性の癌への関心を高め、その治療と研究のための基金を募ります。町中を走るバスでさえヒゲを生やすのです。
3月にアイスランドに来るならヒゲを伸ばしてみては?
3月のアイスランドの外せない見どころ
3月には様々な絶景や地形が見られます。ハイランド以外は洪水や極端な雪、雪崩がないかぎり、どの地域も巡れるはずです。
アイスランドのリングロード
アイスランドを一周するリングロード、国道1号線は3月中であれば大体全区間を走れます。反時計回りに見て南海岸、東部フィヨルド、北の地方、(西部フィヨルドとスナイフェルス半島へは入らずに)西側を通り抜けます。
唯一気をつけなければならないのが東部フィヨルドと北部の東側で、この辺りは人もほとんどおらず、道路整備も完璧ではないため、豪雪が妨げになることがあるかもしれません。ガイド付ツアーでない場合は、リングロード沿いでお薦めできるのは南はヘプン(Höfn)まで、西と北はアークレイリ(Akureyri)とミーヴァトン(Mývatn)までとなります。
アイスランド南海岸は人気の高いエリアです。1号線ですぐに行けるセリャラントスフォスとスコゥガフォスの両滝、エイヤフィヤトラヨークトルやソゥルヘイマヨークトルなどの氷河、ディルホゥラエイ(Dyrhólaey)のアーチやレイニスドランガル(Reynisdrangar)の海食柱など、数多くの見どころで知られています。
セリャラントスフォスの周りを歩くことだけは安全上の理由で無理かもしれませんが、上で紹介したほとんどは、3月ならば近くまで行けるはずです。レイニスフィヤラ(Reynisfjara)のブラックサンドビーチからレイニスドランガルを眺める時は、高波が襲うことがあるので海岸の近くからは離れるようにしてください。
季節ごとの魅力を持ち、年間を通して楽しめるヨークルスアゥルロゥン氷河湖は南海岸最高のお薦め箇所です。3月は光の具合で表情を変えるので、オーロラの下で見られれば一層美しさが際立ちます。
レイキャヴィークとアークレイリ間のリングロードは西部の緑地帯を通ります。ここではフロインフォッサル(Hraunfossar)とバルナフォス(Barnafoss)の滝、ヨーロッパ最高湧出量を誇るデイルダルトゥングクヴェル(Deildartunguhver)温泉、アシカやアザラシがたわむれるヴァッツネス(Vatnsnes)半島などに簡単に立ち寄ることができます。
リングロードをさらに北へ向かうと、ミーヴァトン湖地方に着きます。複雑な地形と景色は誰をも魅了しますが、ゲーム・オブ・スローンズのファンは特に感動することでしょう。この一帯はマンス・レイダーのキャンプなど、「壁の向こう」が撮影された場所でもあるのです。厚い雪の向こうにはまるでワイルドリングスやワイツが見えるかのようです。
ゴールデンサークル
アイスランドで一番人気の観光ルートは3月でも簡単に歩けるのでおすすめです。このルートは3ヶ所の有名スポット-シンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園、ゲイシール(Geysir)地熱地帯、グトルフォス滝-を巡ります。
シンクヴェトリルはアイスランド本島にある唯一のユネスコ世界遺産です。世界最古の議会であるアルシング(Alþing)がここで開かれたことが評価されました。北アメリカプレートとユーラシアプレートの真ん中に位置していて、前述のシルフラ峡谷のような驚きの地形を形成しています。
世界最大級のゲイシール地熱地帯も忘れてはならないスポットです。またストロックル間欠泉は5~10分毎に、20メートル以上も熱湯を吹き上げます。周りには温泉、蒸気孔、泥間欠泉が多く点在しています。
ゴールデンサークル最後のスポットは、数ある滝の中でも一番有名なグトルフォスです。地球の歴史に圧倒されるこの滝、岩が凍って周りが雪に埋もれている時期は美しさが一層際立ちます。
スナイフェルスネス半島
スナイフェルス半島は年間を通して行くことができて、毎年観光客が増えています。その多様性から「アイスランドのミニチュア版」と呼ばれることもあります。
山に入る道は閉鎖されていることが多いですが、半島両側の道を運転して一周することができます。
ルート上にはアシカ・アザラシで有名なイートリ・トゥンガ(Ytri Tunga)ビーチ、ロゥンドランガール(Lóndrangar)の奇岩、スナイフェルスヨークトル氷河と火山、アルナルスタピ(Arnarstapi)とヘルナル(Hellnar)の漁村、キルキュフェットル(Kirkjufell)山などがあります。
ウェストフィヨルド
天候条件などが合えば、3月でも西部(ウェスト)フィヨルドを探索することができます。山道などは雪で通れないことが多いですが、それでも海岸沿いは巡ることができるはずです。
パトレクスフィヨルズル(Patreksfjörður)やイーサフィヨルズゥル(Ísafjörður)といった集落を訪れることができます。また魅惑的なディンヤンディ(Dynjandi)滝もあります。下で詳しく説明するように、3月に西部フィヨルドを運転するには四駆が不可欠です。
3月のアイスランドについて知っておきたいこと
3月にアイスランドに来るなら、心地よく安全に旅するために知っておくべきことがいくつかあります。
3月のアイスランドの天候
3月のアイスランドの最低平均気温は-2.2°、最高平均気温は3.3°です。月の降雨量は84mmで、そのほとんどが雨です。
今世紀に入ってからのレイキャヴィークの最高気温は12.4°、最低が-12.5°なので、寒さ以外の備えは必要ありません。
暖かい冬物、特に保温下着や防風、防水ジャケットなどは3月のアイスランドには必須です。毎日天気予報を調べてその日に備えましょう。
3月のアイスランドでドライブ
2つ目はレンタカー借りるかどうか、ということです。自由度は増えますが、その反面、凍った暗い道、雪、豪雨、暴風、そして他の不慣れなドライバーも相手にしなければいけません。
したがって、3月のアイスランドでの運転は凍結した道路、雪道での運転に慣れた人にしかおすすめできません。どうしても3月にアイスランドを運転したい場合には4WDのレンタカーが必須です。
アイスランドで運転する時は天候だけでなく、行き先の道路状況にも注意する必要があります。雪崩や洪水は3月でも珍しいことではないのでしっかりと準備をした上、安全運転を心がけましょう。
3月のアイスランド旅行のモデルコース
3月にアイスランドに来るならオーロラ見物、氷の洞窟探索、冬ならではの絶景といったアイスランドならではの自然をぜひ体験して下さい。
上にあるような冬のアイスランドの見どころスポットをおさえるパッケージツアーもいくつかあります。宿泊、送迎、ツアーが組み込まれたガイド付きのパッケージツアーなら別々で予約をするよりも手間がかからず、便利!また自分で運転して、宿泊だけ予約することも可能です。
もちろん、レイキャヴィークに滞在して日帰りツアーで観光スポットを巡るのも良いでしょう。
パッケージツアーの中には、国のほとんどが見られて一周できるようなものもいくつもあります。リングロード一周ツアーは最短で8日間のツアーからスナイフェルス半島に立ち寄るものだと10日、全てのスポットを巡る12日間のパッケージツアーまであります。
時間がそれほどないけれど見られるだけ見たいという方には、飛行機でレイキャヴィークに戻る半周ツアーもあります。6日間または7日間のこれらツアーはゴールデン・サークル、南海岸、東部フィヨルドと北部をまわります。
全てのパッケージでオーロラを見る機会が存分にあり、オプションで氷の洞窟探索も追加できます。
さらに滞在日数が短い方には、短めのパッケージツアーも用意しております。例えば4日のパッケージでは氷の洞窟とヨークルスアゥルロゥン湖を訪れ、1日足して5日間のパッケージツアーでゴールデンサークルを加えることもできます。また5日ツアーではミーヴァトン湖を中心とした北部探索を選ぶこともできます。
自分で運転する場合は、リングロード全体を巡る最短のセルフドライブツアーが10日間です。スナイフェルス半島も加えると12日になります。
短いツアーでも特定のエリアに絞って満喫することはできます。2日のものから6日間のものまで、西南へ下って氷の洞窟とヨークルスアゥルロゥンを探検するのも良いでしょう。スナイフェルス半島などに興味がある人には、自分で運転して西側を満喫する5日間セルフドライブツアーもあります。
結論:3月のアイスランドについて
3月のアイスランドは冬の絶景や、人が混んでいるところを避けて、長くなった日を楽しみたい人には最適です。服装に気を付け、責任ある行動さえとれば、この素晴らしい国の訪問は忘れられないものになることでしょう。
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