2月のアイスランド旅行|完全ガイド
- 2月のアイスランドの基本情報
- 2月のアイスランドの運転事情
- 2月のアイスランドの天気
- 2月のアイスランドの服装
- 2月のアイスランドの日の出・日の入りの時間
- 2月はブルーラグーンは営業していますか?
- 2月のアイスランドのおすすめアクティビティ
- 2月のアイスランドでオーロラ探し
- 2月のアイスランドで氷の洞窟探検
- 2月のアイスランドでホエールウォッチング
- 2月のアイスランドで溶岩洞窟探検
- 2月のアイスランドの公営プールでリラックス
- 2月のアイスランドでシュノーケリング
- 2月のアイスランドで氷河ハイキング
- 2月のアイスランドで乗馬体験
- 2月のアイスランドのおすすめ観光エリア
- 2月のゴールデンサークル
- 2月のアイスランド南海岸
- 2月のミーヴァトン湖エリア
- 2月のスナイフェルスネス半島
- 2月のアイスランドのお祭りやイベント
- ウィンター・ライツ・フェスティバル
- ソーラブロート
- バレンタイン・デー
- 女性の日
- 2月のアイスランドのおすすめ旅行プラン
- 3泊4日のストップオーバー・プラン
- 10泊以上のゆったりプラン
2月のアイスランド旅行ってどうなの?気候は?持ち物や旅行準備のポイントは?2月のおすすめ現地ツアーを始め、ホエールウォッチングやオーロラ鑑賞、スーパーブルーなどの氷の洞窟探検などのアクティビティもばっちり解説します!
2月のアイスランドでは、国のほとんどが雪に覆われます。日没後の時間の方が圧倒的に長いのでオーロラ鑑賞にはおすすめの月です。
気候は厳しいですが、ほとんどの観光名所は通常通りアクセスできますのでご安心を。島の沿岸部をぐるりと巡るリングロード(国道1号線)は全て通行できるのでドライブ旅行もいいですし、宿を定めてそこを拠点に人気観光地を訪れることもできます。
但し、2月のアイスランドでドライブをするときは十分に気を付けてください。天気は不安定で路面が凍結することも珍しくありませんし、夜が長く街頭のない道も多いです。
2月はいわゆる観光のオフシーズンです。ここ数年の統計では一年のうちでも最も観光客が少ない月の一つ。人ごみを気にせずアイスランドの自然をゆっくりと堪能したい方にはぴったりです。
以下、2月のアイスランドをとことん楽しむ方法をご紹介します!
2月のアイスランドの基本情報
2月のアイスランド旅行はしんとした冬景色が魅力。でも冬のアイスランドを安全に楽しむためには、天気と運転事情についての基礎知識が欠かせません。
2月のアイスランドの運転事情
動画提供:冬のアイスランド・リングロード周遊ドライブ12日間の旅
アイスランドの道路はメンテナンスが行き届いており運転しやすいですが、冬は危険です。
冬は路面が凍結したり、路肩に吹きだまりができたりします。夜が長い上、大雨や雪で昼間でも視界が悪い日も少なくありません。強風で車があおられることも。
レンタカーはこのようなコンディションでの運転に慣れている方、凍った田舎道を運転した経験がある方でないと難しいでしょう。借りる場合は 4WDを強くおすすめします。
チェーンは禁止されていますが、レンタカーは全て冬用タイヤをはいています。滑りにくいスパイクタイヤもありますので、基本契約に含まれていない場合はレンタカー会社に問い合わせてリクエストするとよいでしょう。
万が一に備えて、ドライブ計画を登録しておくのもおすすめです。また、気象情報サイトで出発前に必ず走行ルートと目的地の天気もチェックしましょう。雪崩警報など、突然状況が変化することもあるので、毎朝確認することが大切です。
ハイランド地方に至る道路と、ウェストフィヨルド地方の多くの道は「Fロード」に分類されるため、2月は閉鎖されます。Fロードを通行できるのは夏のみです(Fロードの "F" はアイスランド語で「山」を意味する "fjall"の頭文字です)。
駐車の際は車が雪でスタックしない場所を選びましょう。ほとんどのレンタカーの保険にはレッカー費用は含まれていません。レッカー費用はかなり高額なので注意したいところです。
そして、通行止めになっている道には絶対に侵入しないでください。オフロード走行も禁止です。夏でも自然を破壊する愚かな行為ですが(そもそも違法です。多額の罰金と、懲役の可能性も)、冬は命を落とす危険があります。
2月のアイスランドの天気
2月のアイスランドの平均気温は首都レイキャビクで1℃です。降水量も比較的多く、平均83ミリです。
2月のアイスランドの天気は本当に変わりやすく、同じ日に雪、強風、雨に見舞われることもあります。
夜は暗く寒いですが、日が出ている時間は毎日9分ずつのびていきます。また雪が積もった後は夜が明るくなるという効果も。よく晴れた寒い夜はオーロラ鑑賞にうってつけなので、ばっちり防寒対策をして夜空を見上げてみましょう。
2月のアイスランドの服装
2月のアイスランド旅行は防寒対策が鍵です。
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ハイキングブーツ:レイキャビクしか訪れない方も、足元はハイキングブーツがおすすめです。道が凍っていて滑りやすく、普通の靴だとびしょぬれになって足が冷えます。
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手袋:厚手のしっかりした手袋は必須です。一番いいのは内側にフリースが張ってある皮手袋です。
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雨・風を通しにくいズボン:レイキャビク以外を観光する場合は、風や雨の中を移動することになるので、2月のアイスランド旅行には欠かせないアイテムです。
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水着:ブルーラグーンなどの温泉や地熱プールに入りたい方、シルフラの泉(Silfra)でシュノーケリングをしたい方は必須です。
防寒対策のカギは重ね着です。マフラーや帽子、手袋もお忘れなく。一番着まわしやすく快適なのはフリースやウールのアイテムです。
2月のアイスランドの日の出・日の入りの時間
2月1日
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日の出:10:07AM
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日の入り:5:16PM
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日が出ている時間:7時間9分
2月28日
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日の出:8:38AM
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日の入り:6:43PM
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日が出ている時間:10時間5分
2月はブルーラグーンは営業していますか?
はい、2月もブルーラグーン温泉は営業しています!ブルーラグーンは通年営業のため、ブルーラグーン送迎や関連ツアーも休まず催行しています。2月は外気温は氷点下になる日もありますが、寒い日の雪見風呂は最高ですよ!
アズール色のお湯から立ち昇る湯けむりをカメラに収めたい方にもおすすめの月です。
アイスランドには他にもたくさんの地熱スパ、温泉、公営プールがあります。首都圏ならスカイラグーン温泉がおすすめ。クヴァルフィヨルズル(Hvalfjordur)という美しいフィヨルドにあるクヴァムスヴィーク温泉(Hvammsvik Hot Springs)も人気です。
2月のアイスランドのおすすめアクティビティ
2月のアイスランドには寒いからこそできるアクティビティがたくさんあります!例えばスーパーブルーと呼ばれるヴァトナヨークトル氷河の氷の洞窟探検やオーロラハンティングなど。
また、シルフラの泉でのシュノーケリングのように、夏とは違った表情を見せてくれるスポットもあります。
ここでは2月のアイスランドでおすすめのアクティビティをご紹介します。
2月のアイスランドでオーロラ探し
冬のアイスランドを訪れた方はよほど運が悪くない限り、オーロラを見られる可能性が高いです。オーロラハンティングは2月のおすすめアクティビティ。雲が少なく夜が比較的長いため、一年の中でももっともオ―ロラを見やすい季節なんです。
オーロラの基本観測条件は雲がかかっていないこと、そして太陽風が活発に吹いていることです。見る場所はレイキャビク以外がおすすめ。街のネオンが明るいとオーロラがぼやけてしまうからです。レイキャビク郊外に連れて行ってくれるレイキャビク発のガイド付きオーロラ・ツアーもたくさんありますし、海からオーロラを見るナイトクルーズもあります。
オーロラ・ツアーはアイスランドについてすぐ参加するのがベストです。そうすれば運悪くオーロラが見られなかったとしてもリベンジできます(ほとんどのツアー会社はチケットを再発行してくれます)。予報で雲が多く、太陽風もほとんど吹いていない場合はツアーがそもそも中止になる場合もあります。
チャンスはたくさんあった方がいいので、早目に手配して柔軟に対応できるといいですね。
ガイドなしで自力で見に行く場合は、こちらのオーロラ予報(「3」以上は出かける価値ありとされています)と雲の予報をチェックしてみてください。
またオーロラ写真に挑戦したい方は三脚など適切な機材を揃え、オーロラ撮影に最適な設定を学んでおくとよいでしょう。一番のコツはしかし、辛抱強く待つことです!
2月のアイスランドで氷の洞窟探検
もう一つ、冬のアイスランドらしいアクティビティといえば氷の洞窟探検(アイスケーブ)です。ヨーロッパ最大の氷河ヴァトナヨークトル(Vatnajokull)の地下に現れる天然の氷のトンネルはスーパーブルーと呼ばれ、地球上でもごく限られた場所でしか見ることができません。
氷の洞窟ツアーに参加できるのは10月半ば・11月初めから3月までです。旅行プランを立てるときはツアーが実施されているかをよく確認してください。
アイスケーブは雨が降ると中に水が溜まって非常に脆くなるので、天候によってはツアーが中止になることもあります。2月は冬の他の月と比べると比較的、平均降水量が少なめなので氷の洞窟ツアーにはおすすめの月です。
氷の洞窟探検は単独では非常に危険なので、ガイド付きのツアーでなければ入ることはできません。氷の洞窟探検付きの1泊2日南海岸バスツアーや、ゴールデンサークル&南海岸2泊3日バスツアーなど、氷の洞窟探検と観光がセットになったツアーもあります。ヨークルスアゥルロゥン氷河湖やスカフタフェットル自然保護区などの絶景や黒砂が有名なアイスランドの南海岸、周辺の名所も訪れることができてお得です。
2月のアイスランドでホエールウォッチング
写真提供:レイキャビク発3時間のホエールウォッチング・ツアー
レイキャビクでは2月もホエールウオッチング・ツアーが催行されています。ホエールウォッチングは一年中楽しめるアクティビティ。アイスランド近海では20種類以上のクジラ類が見られ、冬もその多くが島周辺に留まります。2月に最もよく見られるのはとてもフレンドリーでジャンプが得意なハナジロカマイルカ。ファクサフロゥイ湾(Faxafloi)によく遊びに来ています。
ネズミイルカもいるのですが、こちらは恥ずかしがりでなかなか姿を見せてくれません。他にはシャチ、ゴンドウクジラ、ツチクジラ、そしてその年回遊に出なかったミンククジラなどを見ることができます。
写真提供:レイキャビク発ホエールウォッチング・ツアー(一日複数回発)
オーロラ・ツアー同様、ホエールウォッチング・ツアーも悪天候でキャンセルになることがあります。また、イルカやクジラが見られない場合もあります。こうした場合は無料でリベンジできますので、万が一に備えて旅の前半に予定しておくのがおすすめです。
海風はとても冷たいので、温かい服装で参加しましょう。多くのツアー会社は服の上から着られるカバーオールも貸してくれますが、風が体温を奪うので重ね着が必須です。
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こちらもどうぞ: アイスランドでのホエールウオッチングについて
2月のアイスランドで溶岩洞窟探検
夏季よりもややハードルが高いですが、2月は溶岩洞窟探検もおすすめです!冬の溶岩洞窟には不思議な氷の彫刻が出現します。
溶岩は多孔質のため水が浸透するのですが、冬は洞窟の天井からしみ出る水がしたたり落ちる前に凍り、美しいつらら(鍾乳石)がたくさんできます。足元にも氷の模様が広がり、とても神秘的です。
写真:お子様連れもOK!現地集合・1時間のヴィズゲルミルの溶岩洞窟探検ツアー
氷が光を乱反射して幻想的な写真がとれることも。しかし足元が非常に滑りやすい状態になりますので足腰に自信がない方は注意が必要です。
ヘルメットとアイゼンはツアー会社が貸してくれるので、特別な装備がなくても大丈夫です。
初心者向きの溶岩洞窟探検ツアーをお探しの方はロイヴァルホゥルスヘットリル(Raufarhólshellir)やヴィズゲルミル(Víðgelmir)洞窟がおすすめです。どちらも内部が大きく開けており、岩をよじ登ったり四つん這いになって進む必要はありません。簡単な歩道もつけられているので安心です。
2月のアイスランドの公営プールでリラックス
アイスランドの公営プールは市民の憩いの場です。アイスランド人は仕事の後、週末の休み、友人とリラックスしたい時など様々な場面でプールを利用します。
このような地熱を利用した温水プールはアイスランドのほとんどの町に一つはあり、首都レイキャビクに限っていえば7つものプール・センターがあります。一番大きな施設にはオリンピックプールが二つ(屋内と屋外に一つずつ)と、いくつかの小さなプール、温度が違うジャグジー、大きなサウナまであります。
凍えそうに寒い日こそ、温水プールに行って地元の人とまったりしてみては?
2月のアイスランドでシュノーケリング
2月のアイスランドでシュノーケリング、というとちょっとクレイジーに聞こえるかもしれませんが、実は高性能のドライスーツがあればかなり手軽に楽しめます。
シルフラ(Silfra)という泉は世界の憧れのダイブサイト・トップ10にも数えられる場所です。
シルフラはシンクヴェトリル国立公園(Thingvellir National Park)にあります。北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界にできた渓谷にクリスタルのように透き通った水が湧いており、透視度は100メートル以上。真っ青な水の中には不思議な地形が広がっています。
夏でも感動的な体験ですが、冬は一面の銀世界でシュノーケリングが楽しめます!
冬シュノーケリングができる場所は世界にいくつもありません。ましてや、雪が積もった大陸プレートの狭間で泳げるのはアイスランドだけではないでしょうか。
シルフラにはダイビング・ツアーもありますが、ドライスーツダイビングの資格を持っているか、直近2年でドライスーツダイブを10回以上ログしている必要があります。
一方、シュノーケリング・ツアーの参加条件は以下の通りです(ツアー会社により多少の差異はあります):
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16歳以上であること
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自力で泳げること
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身長145センチ以上、体重45キロ以上であること
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60歳以上の方は medical waiverを提出すること
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45歳以上でお酒をたくさん飲む方、又はパイプ喫煙者はmedical waiverを提出すること
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神経系、循環器系、呼吸器系の疾患を抱えている方はmedical waiverを提出すること
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妊娠していないこと
2月のアイスランドで氷河ハイキング
氷河ハイキング・ツアーは一年を通して参加でき、四季折々の魅力があります。2月は氷河を覆う氷が青い炎のように輝き、各所にアイスケーブができるのが最大の特長です。2月に氷河ハイキングができるのはソゥルヘイマヨークトル氷河(Solheimajokull)とスヴィーナフェルスヨークトル氷河(Svinafellsjokull)です。どちらも南アイスランドにあります。
アイスランドの地形や地層についても詳しいベテランの氷河ガイドなら、あますところなく氷河の魅力を伝えてくれるでしょう。
2月のアイスランドで乗馬体験
アイスランドには千年以上かけて島の環境に適応した固有種、アイスランディック・ホースいます。2月の寒さもへっちゃら。吹雪にでもならない限り、屋外で仲間同士で戯れています。この馬がいるので、乗馬体験や乗馬ツアーは一年を通して楽しめます。
乗馬の醍醐味はアイスランドの自然と一体になったような感覚を味わえること。ツアーでは馬場の外に連れて行ってくれるので、冬の山野を楽しみたい方に最適です。また乗馬は貴重な文化体験でもあります。アイスランドでは長い間、馬は生き延びるために欠かせない相棒だったからです。
アイスランド在来馬は寒さに強いだけでなく、とても好奇心旺盛で賢いのが特徴。すぐに仲良くなれますよ!
アイスランドを訪れたら是非体験していってください!
2月のアイスランドのおすすめ観光エリア
2月のアイスランドでは、島の内陸部や西フィヨルド(Westfjords)の一部では道路が通行止めになりますが、それ以外は概ねアクセス可能です。島の外周を巡る国道1号線(リングロード)も全線通行可能なので、レンタカーでもツアーでも様々な名所を訪れることができます。
アイスランドでワイルドな自然の風景を見たいとお考えの方。2月のアイスランドならがっかりすることはまずないと思います。以下、2月のおすすめ観光エリアを4つご紹介します。
2月のゴールデンサークル
ゴールデンサークルはアイスランドの鉄板観光ルートで、シンクヴェトリル国立公園(Thingvellir National Park)、ゲイシール地熱地帯(Geysir Geothermal Area)、そしてグトルフォスの滝(Gullfoss)を回ることができます。いずれもドラマチックな景色と独特の魅力で不動の人気を誇る名所です。2月も例外ではありません。
2月のシンクヴェトリルは雪に覆われ、オクサラゥルフォスの滝(Öxaráfoss)では氷瀑(年によっては完全凍結します)を見ることができます。
一方ゲイシールは地熱のため雪が積もらず、真っ白な平原の中にぽっかりと大地が顔をのぞかせています。
グトルフォスの滝は冬も迫力満点。豪快な滝しぶきで周りの岩が凍てつき、きらきらと光っているのが印象的です。
冬も虹がかかることがあるので、お楽しみに!
ゴールデンサークル・ツアーは日帰りのものも多いので、手軽に参加できます。
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こちらもどうぞ: 【完全ガイド】アイスランドのゴールデンサークル
2月のアイスランド南海岸
ゴールデンサークルに次いで人気なのが、絶景が目白押しの南海岸エリアです。
滝ならセリャランズフォス(Seljalandsfoss)にスコゥガフォス(Skogafoss)、氷河はソゥルへイマヨークトル( Solheimajokull)にヴァトナヨークトル(Vatnajokull)。エイヤフィヤトラヨークトル山(Eyjafjallajokull)、カトラ山(Katla)、ヘクラ山(Hekla)などの火山もあります。それからスカフタフェットル自然保護区(Skaftafell)にレイニスフィヤラ(Reynisfjara)の黒砂海岸に、ソゥルヘイマサンドゥル(Sólheimasandur)の墜落機の残骸にヨークルスアゥロゥン氷河湖(Jökulsárlón Glacier Lagoon)などなど。
南海岸ツアーは一年を通して人気です。但し2月はレイニスフィヤラの浜の波が非常に荒いのでご注意ください。ユーラシア大陸とこの海岸の間には波を緩衝する陸地がありません。突然現れる大波にさらわれる人は後を絶たず、悲しいことに亡くなった方もいます。十分に注意して、安全な距離を保って観光をお楽しみください。
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こちらもどうぞ:【完全ガイド】アイスランドの南海岸
2月のミーヴァトン湖エリア
北部アイスランドのミーヴァトン湖(Lake Mývatn)周辺は冬景色がとても美しいエリアです。特にテレビドラマシリーズ、ゲーム・オブ・スローンズファンの方は必訪。
マンス・レイダー率いる野人たちのキャンプ地など、「壁のむこう」のシーンの多くはこの地方でロケが行われました。またジョン・スノウとイグリットのラブシーンが撮影されたのはグリョタギャゥ(Grjótagjá)という温泉洞窟です。
凍った湖から奇怪な形の岩が頭をもたげ、ディンムボルギル(Dimmuborgir;「暗黒の砦」の意)が雪と氷に覆われた姿を見ることができます。
2月のスナイフェルスネス半島
スナイフェルスネス半島(Snæfellsnes Peninsula)は「ミニ・アイスランド」とも呼ばれる、アイスランドらしい景色がたくさん詰まった東西90キロほどの半島です。
季節を問わず山・火山、溶岩台地、ビーチ、奇岩、原っぱや風情のある漁村など多彩な魅力で多くの旅人を虜にしてきました。2月には雪をかぶった山や、凍った川や滝を見ることができます。スナイフェルスネスはアイスランドの中でも2月にシャチがよく見られるエリアなので、断崖絶壁から冬の海を見ていると、シャチが顔を出すこともあります。
2月のアイスランドのお祭りやイベント
アイスランドを訪れる人の多くはその大自然がお目当てでしょう。でもアイスランドは文化的にも懐の深い国で、レイキャビクのイベントも見逃せません。2月も地元の人も観光客も共に楽しめるイベントが満載です。
ウィンター・ライツ・フェスティバル
写真提供:Katrín Ásta Sigurjónsdóttir
毎年2月の最初の週末に開催される Winter Lights Festival は、冬の世界の美しさを讃え、日が長くなるのを喜び合う祭りです。レイキャビク中の灯りがともされ、数日にわたって音楽やスポーツ、芸術、歴史、産業、文化など様々なイベントが行われます。特におすすめはミュージアム・ナイトとプールナイトです。
ソーラブロート
ソーラブロート(Thorrabolt)は1月末から2月後半まで続く、アイスランドの伝統行事です。「ソーリ」(Thorri)という古代ノース暦の太陰月に基づきます。ご先祖様に敬意を表してアイスランドの伝統食を頂く習わしです。
ソーリの食べ物にはアイスランドの珍味も含まれます。例えば発酵サメ肉ハカール(hakarl)、羊の頭のまる茹でスヴィズ(svid)、羊の睾丸クルットスプンガル(hrutspungar)など。でも1000年間この北の果ての島で生き延びるためには欠かせない、大切な食べ物でした。ラム肉の燻製ハンギキョット(hangikjot)、ライ麦パン(rugbraud)、魚の干物(hardfiskur、バターをつけて頂きます)など、もっとアプローチしやすい美味しいものもありますので、是非ご賞味あれ。
写真提供:Wikimedia Creative Commons
ソーラブロートは主催者がいて決まったスケジュールに沿って行われるお祭りではなく、アイスランドの歴史や文化を讃える月、という感じです。親戚が集まって食卓を囲んだり、会社が社員のためにソーラブロートのディナーをアレンジしたり、という祝い方が多いので観光客でも参加できる一般向けのイベントはありません。
しかし1月・2月のアイスランドのスーパーにはこうした伝統食材が並ぶので、興味のある方は是非購入して旅仲間とソーラブロートを楽しんでみてください!
アイスランドの伝統料理を頂くツアーや、レイキャビクの食べ歩きツアーもおすすめです。
バレンタイン・デー
アイスランドではバレンタイン・デーはあまりポピュラーではありません。しかし、最近では高級ホテルやレストランでバレンタインのプランが登場するなど、少しずつ浸透し始めています。
2月14日をアイスランドで過ごす予定の方は、レイキャビクの人気レストランを予約してみては。バレンタイン用のコースメニューなどがあるかもしれません。
もう一つおすすめの過ごし方はブルーラグーン温泉のスパを予約することです。ミルキーブルーのお湯でまったりしてから、マッサージや藻やシリカ泥などミネラルたっぷりのスパトリートメントを楽しんではいかが?
女性の日
アイスランドでは2月後半に女性の日(konudagur)があります。伝統的に家庭を支えてきた女性を讃える日で、入植時代に使用されていたノース暦に基づいて日が決まります。
ノース歴は太陰歴なので一年が13カ月なのですが、このゴア(Goa)という月の最初の日が女性の日です。この日アイスランドの男性は、自分にとって大切な女性に感謝を捧げます。妻や恋人にプレゼントを贈ったり、ディナーに招待したりする人が多いです(子どもたちも母親にお花をあげたりするので、カップルのためのロマンチックな日、というわけではありません)。
ちなみに、アイスランドには「男性の日」もあり、こちらは太陰月のソーリ(ゴアの前の月)、1月後半に祝われます。
2月のアイスランドのおすすめ旅行プラン
いかがでしょうか、2月のアイスランドについてのイメージがつかめましたか?ここからは、滞在日数別に私たちのおすすめ旅行プランをご紹介します。
予算や好みに応じて簡単にアレンジできると思いますので是非参考にしてみてください。
3泊4日のストップオーバー・プラン
まずは週末旅行やストップオーバーなどにおすすめの3泊4日のアイスランド旅行プラン。お昼にケプラヴィーク国際空港に着いたら、Flybusに乗ってまずはブルーラグーン温泉(Blue Lagoon)へ。アクアマリン色のお湯に浸かってフライトの疲れを癒します。ミネラルたっぷりの泥パックも試してお肌がピカピカになったところで、レイキャビクのホテルに向かい、チェックイン。市内をぶらぶら観光して、夕食はレイキャビクの人気レストランで舌鼓!
3泊4日の旅では時間を効率的に使いたいので、南海岸の名所を回れる氷の洞窟探検付き1泊2日南海岸バスツアーを利用します。朝早起きしてガイドと合流し、マイクロバスで南海岸観光に出発です。
南部の滝やブラックサンドビーチ、絶景ヨークルスアゥルロゥン氷河湖を訪ね、夜は氷河湖でオーロラハンティングに挑戦。
オーロラが出現すると氷河湖は光のカーテンを映してグリーンやブルー、紫、赤に輝き、まるで万華鏡のような美しさです。
翌朝はガイドの案内でヴァトナヨークル氷河に向かい、憧れのスーパーブルーへ。幻想的な青い光に包まれる体験は旅のハイライトになること間違いなしです。
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こちらもどうぞ:ヨークルスアゥルロゥン氷河湖について
自然の神秘に感動したら再び南海岸沿いにレイキャビクに戻って観光ツアーは解散です。ホテルで一休みしてナイトライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
いよいよストップオーバーの最終日。でも夕方のフライトまで時間があるので、寝ていてはもったいない!午前中は乗馬ツアーを楽しんじゃいましょう。
あっという間の3泊4日。乗馬の後はFlybusで国際空港に戻り、2月のアイスランドに別れを告げます。
更に1日ある方は、マイクロバスで行く日帰りゴールデンサークル観光ツアーをプラスしても!
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こちらもどうぞ:夜を遊び尽くそう!レイキャビクのナイトライフ
10泊以上のゆったりプラン
アイスランド旅行にたっぷり10日間確保できた幸運な方には、最果ての地の2月を満喫するプランをご紹介します。
おすすめは好きなペースで旅を楽しめる、レンタカー+宿付きのアイスランド周遊ドライブプラン10日間や、南海岸&スナイフェルスネスをじっくり回るドライブプラン10日間です。
雪道の運転に自信がない方は、バスなどで回るパッケージツアーやガイド付きツアーもあるのでご安心ください!
ご参考まで、一番人気のパッケージツアーは
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リングロード+東フィヨルド+ミーヴァトン湖などを巡る8泊9日のアイスランド一周マイクロバス・ツアー
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南海岸+ハイランド地方の温泉地帯ランドマンナロイガル(Landmannalaugar)+スナイフェルスネス半島などを訪れる9泊10日のウィンターパッケージ
です。
これだけの日数がある方はミーヴァトン湖などの北部の名所と、スナイフェルスネス半島も見られるでしょう。
2月のアイスランドの魅力を味わい尽くすには、やはりパッケージを活用するのがおすすめです。
イメージとしては例えば…ケプラヴィーク国際空港に着いたら、ブルーラグーン温泉で一息ついてから一日目の宿のあるレイキャビクへ。
夜は早めに就寝。翌日からオーロラ輝くリングロード周遊ツアー8日間に参加します。氷河ハイキングやアイスケーブ探検もできるお得なパッケージです。スナイフェルスネス半島ツアーも付いているので、スナイフェルスヨークトル氷河(Snaefellsjokull)やロゥンドランガル(Londrangar)の奇岩、キルキュフェトル山といった名所も訪れることができます。
2月はオーロラのベストシーズン。ネオンが少ない田舎では見事なオーロラが見られる可能性が高いです。
周遊後はレイキャビクに連泊して首都で街歩きをしたり、日帰りツアーを活用してお好きなアクティビティを楽しんだり…。
このように、2月のアイスランドは素敵なところです。夜が長く寒いですが、それを補って余りある冬ならではの魅力があります。人も温かくフレンドリーですよ。
2月は日がどんどん長くなり始めています。ローシーズンなのでゆったり過ごせる上、ウィンター・アクティビティが目白押し。思い出深い旅行になること間違いなしです!
2月のアイスランドには素敵な観光地や楽しいアクティビティがたくさんあります。ストップオーバーをご検討中の方も、数週間かけてじっくりドライブ旅行をしたいという方も、ご質問があればお気軽にお寄せください。経験者のご感想も大歓迎です。
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